もし、「肚(はら)」という言葉を、単なる内臓の場所だと考えているならそれは違います。
武術や古来の知恵において、肚とは、上半身と下半身を繋げる、心身の中心軸であり、生命力と判断力の源となる場所を指します。
この肚が定まっていないと、どれほど知識や技術があっても、肝心な時に力が発揮できません。
では、どうすればこの強固な肚を作ることができるのでしょうか。
その答えは、最もシンプルな行為「立つ」ことにあります。
現代の多くの生活習慣は、座りっぱなしで、この上半身と下半身の繋がりを絶ってしまっています。その結果、力が頭に偏り、心がブレやすくなるのです。
「一日一立(いちにちひとたち)」は、その切れた繋がりを修復し、肚を育むための稽古です。
立ち続けることによって、足裏から大地のエネルギーを受け取り、骨盤、背骨を通して頭へと繋がる一本の軸が意識されます。この軸が意識される時、初めて肚という中心が明確になります。
「たゆまぬ一立(ひとたち)に、すべてが宿る」。
この肚が育つと、あなたの姿勢は芯から整い、生き方の再生が始まります。迷いのない心と、大地に根差した強さを持つために、今日から立つ稽古を始めてみませんか。
立芯《旅する姿勢家》
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