身体的自由

触れるか触れないかの境目

戦うにしろ、治すにしろ人が人に触れる瞬間というものがあります。

触れるまでの備えも大事で、離すところも大事ですが触れているその瞬間こそが最も重要な部分だと考えています。

なぜならば

触れた瞬間の感触は、自身にも相手にも直接影響が起こるものだからです。

緊張してるならそれは相手にも伝わります。

リラックスしていたらそれもまた伝わるものです。

なので触れた瞬間を制するものは、全てを制することが出来ると言えるでしょう。

さらに深く書くと、

触れる部分はまず皮膚が当たります。

その次に筋肉や筋、それより押し込むとやがてなる骨に到達するでしょう。

誰がやっても基本的にはこの流れになりますが、そこでは皮膚だけ触れる妙味を出せるならまた今までとはまるで違う身体感覚を味わうことが可能になります。

コツとしては『自立』すること。

言葉のとおり、相手に依存をせずに自身で立ち、そのままの状態を保ちながら触れることができれば優しく触れることができます。

自立とは、精神だけにあらず。

自ら立つことにより、触れるか触れないかの境目を感じることができるようになります。

相手の皮膚を捉えたければ、自身が芯を持って立つことが必須事項。

よくよく修練が必要な技術です。

立芯《旅する姿勢家》

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