武道や芸道には「守破離」という言葉があります。
物事を修める上で、最初から型を破るのではなく、まずは徹底して基本を守り、確固たる「軸」を創り上げることが何よりも大切です。
大和の姿勢講座においても、まずは骨と肚(はら)で重力と調和させ、自らの芯を立てるという基本の練成からすべてが始まります。
しかし、いつまでもその構築した「軸」に固執し、守り続けているだけでは不十分です。
自分の中に揺るぎない軸が整ってきたら、次はその軸を自分から切り離す、すなわち「軸を手放す」というフェーズへと移行する必要があります。
せっかく創り上げたものを手放すというのは、既存の常識からすれば逆説的なアプローチに聞こえるかもしれません。
ここで誤解してはならないのは、軸を手放したからといって、自分自身の芯そのものがブレてしまうわけではないということです。
「軸を保たなければならない」という無意識の執着や力みを手放すことで、身体はより自由で、自然な状態へと還っていきます。
独楽(こま)が最高速で回っている時、芯の存在すら感じさせないほど静かに澄み切っているのと同じです。
これこそが、無駄な努力を終わらせ、最小の力で最大の力を手に入れるための極意の一つとなります。
武術の世界においても、軸の概念は非常に重要視されています。
しかし、それは単に物理的な戦いに勝つための技術にとどまるものではありません。
軸を創り、深め、そして最終的には手放していくという一連のプロセスは、そのまま人生の「生き方」や「在り方」に活かすべき人間学そのものです。
執着を手放し、他者と調和しながら、息をするように自然体で生きる。
そこに、眠っている本質的なヒトの力が完全に解放された世界があります。
たゆまぬ一立に、すべてが宿る。
今日も「一日一立」を通じて強靭な土台を育て、そして軽やかに手放していくという、終わりのない至高の探究を重ねていきましょう。
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