『いつか姿勢を良くしたい』と思っていました。
セミナーや講座に関わらず、決して少ない数の人達から言われることです。
ならばどうして皆がそのような願望を持ちつつ、ここまで放置してきたのでしょうか。
個々に関わらず共通する問題があるからと考えます。
その問題とは『正しい姿勢を誰も知らないから』です。
子供に限らず全ての大人までが正しい姿勢を教えられていない、これが全ての元です。
読み方など成長と共に習ってきたと思います。しかし姿勢に関してはそもそもそんなジャンルは義務教育には存在しないものです。
姿勢を正せと言わせても、その言っている教師が本当の肚の入った姿勢を再現出来ていなけば誰も再現することは出来ないでしょう。
でもここで諦めてはいけませんし、希望は大いにあります。
なぜならば日本人は太古の昔から『肚』を使ってきたと考えられるからです。
時々に耳にする過去の日本人の力自慢や脚力自慢、武術に伝わる武勇伝などは現在の常識を逸しているものが存在します。
全てが本当かどうかは定かではありませんが、女性が大きな俵を数多く担いでいたり、日本中をあり得ない速度で駆け抜けていたりそんな話はよくあります。
そこには今の姿勢や身体操作の延長というところではなく、そもそもが違っていたと考えます。
そのヒントは和服にありました。
洋服に移行する前、日本人は和服を着て生活をしていましたが和服を楽に着るためには肚の入った身体操作をする必要がありました。
なぜなら大きく無駄に動くと、服がはだけてしまうからです。
毎回毎回そのようでは、生活を滞りなく行うことは難しいですし効率が悪すぎます。
ということはそれでも普通に生活をしていたということはその環境に適した生き方をしていたという方が自然ではないでしょうか。
話を戻して今現在の姿勢がもし歪んでいたとしたらどうでしょうか。
それが1日だけならまだマシです。
1年5年10年とその歪みが積み重なっていたとしたら取り返すのに何年掛かるか想像もつきません。
なので気付いたときが一番若い日と覚悟を決めて、改善に向かうことをお勧めします。
ほんのちょっとのズレが、将来の生活、あるいは人生に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
姿勢は習うことが出来ます。
日本の肚を再現していて、それを人に伝えられる方法を知っていること。
これが正しい姿勢を伝えられる唯一の道です。
ぜひ一度は正しい姿勢を体験しに来てくださいね。
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