日本の肚を再生する、目標はそう決めました。
しかしそんな簡単にはいかないことは理解しています。
なぜならば
肚はやろうとしてすぐに出来るものではないからです。そもそも理解して使える大人がどれだけいるか。
分からないや肚ができていないという状況をゼロとして、まずはイチに持って行くことが必要と考えます。
ゼロイチというものです。
古来の日本にあった肚の感覚が、どんなもので、どれだけの力があって、どれだけ気持ち良いものなのか。
これを知らなければ何も始まりません。
肚の力を活かすためには、先端から肚まで糸電話の糸の様にちょうど良い張りを作って全身を繋げる必要があります。
これは決して筋力ではありません。
そして脱力でもないです。
全身を繋げるための必要最低限の待機的な力。
それが肚の入った身体です。
流れとしては、筋力ではない強い力でで繋げた後に徐々にで良いので少しの力で同じことやそれ以上のことが出来るようになる稽古が必要です。
激しく動くようなことは後の後。
まずは道路の工事のように地ならしから始めます。
最低限の力で立てるか?
最低限の力で歩けるか?
最低限の力で舞うことが出来るか?
それができて初めて肚を活用できます。
それくらい地道な道なのです。
ほとんどの人が通ったことのない地道な道。だからこそその道は光り輝いているでしょう。
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