人生論

プライドを捨てろ

プライドという言葉を、僕たちは「誇り」と訳します。大事なものです。自分の軸、自分の筋、自分がここまで積み上げてきたものへの敬意。これを持たない人間は、ただ流されていくだけになる。

ただし、このプライドが高すぎると、人生は途端に硬くなります。何が一番まずいかと言えば、引き返せなくなるということです。

発言を撤回する。進んだ道を一度立ち止まって、引き返す。頭を下げる。「やっぱり違った」と言う。これができなくなった瞬間、人はその場で固まります。骨と肚で立っていた人間が、鎧を着込んで動けなくなる。プライドが高いのではなく、プライドに縛られている状態です。

もちろん、退いてはいけない場面もあります。生涯に一度あるかないかの、本当の勝負所。そこは譲らなくていい。けれど、それ以外の日常の選択では、柔軟に退き、柔軟に方向を変えられる人間の方が、結局は遠くまで歩いていきます。

プライドが高い人間ほど、継続が途切れます。完璧にやろうとしすぎて、完璧にできなかった日に全部やめてしまう。一日サボった自分が許せなくて、翌日からも立ち上がれない。これは継続ではなく、プライドの防衛です。

僕は、プライドは心の奥にしまっておけばいいと考えています。表には出さない。鎧として着ない。その上で、軽く、気軽に、今日できることを積み重ねる。凡事徹底とはそういうことです。重く構えて三日で終わるより、軽く構えて三年続く方が、身体は確実に変わります。

同じ成果が得られるなら、重く立派にやる必要はどこにもない。人生を豊かにするという方向さえ定まっていれば、あとはどう軽く歩くかの問題です。

プライドを捨てろ、というのは、誇りを失えという話ではありません。誇りを、硬い鎧ではなく、柔らかい芯として持ち直せということです。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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