武術の身体操作において、「待つ」ということがどれほど大切か。これは知っておいた方がいいです。
何もないときに待つのは、普通のことだと思うかもしれません。けれど、本当に難しいのは、争いが起こったその瞬間に待てるかどうかです。
人は守ろうとして動いてしまう。本能と反射が、考えるより先に身体を走らせる。そこをじっと抑えて待つということは、相当な勇気と鍛錬が要ります。
それでも、待てた人だけが相手の隙を突ける。待てた人だけが、自分の力を100%発揮できる。動かないことが、最大の動きを生むのです。
これは身体操作だけの話ではありません。コミュニケーションでも、まったく同じことが起きています。
自分の意思をひたすら伝えるだけの人は、相手の声を聞くことができません。「待つ」ということは、そのまま「聞く」ということです。待てる人だけが、相手の言葉を本当の意味で受け取れる。そうしてお互いの意思が循環したとき、人は初めて互いを高め合えるのです。
だからこそ、まず「待つ」という極意を身につける必要があります。
大和の姿勢講座で僕が伝えている「立つ」という稽古は、究極の「待った状態」だと言い換えることができます。動く前に、ただ立ち続ける。それを繰り返すうちに、動きにおいて一番大切な「一番最初の状態」を維持するという、本当の本質に気づいていく。
立つことは、待つことの稽古でもあります。
待つということは、誰にでもできそうに見えて、実は誰にもできない。だからこそ「秘伝」と呼ぶに値する大切なことなのです。
日常で焦る気持ちが現れたとき、一呼吸置いて物事を見てみてください。その一呼吸の中に、武術の極意が、そのまま生きています。
あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。
立芯《旅する姿勢家》
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