「立つ」に限らず、あらゆるジャンルの基本の重心位置論争がある中でここでは「つま先重心」を強く推したいと思います。
理由は一つ、つま先重心でなければ肚が抜けるからです。
試しに踵重心で立ってみてください。
一見楽に立ててると感じるかとは思いますが、そこからは何も動けないなんとも気の抜けた立ち方になります。
その状態でパッと動けるかというと、動くためにつま先重心に移してから動くということは誰にでも当て嵌まるでしょう。
ということは動くための重心位置ではなく、ただそこに立っている状態とも言えます。
ならそれで良いではないかという意見もありそうですが、そもそもヒトは動く動物です。
一生動かなくても生きていける、最悪命の危険性もないということであれば、いやそれでもデメリットは多数あるのでお勧めは出来ません。
そもそも武術の崩しはその弱い状態にさせることも多いので最初から自身で弱い状態を作っておくことは下策以外には考えられないでしょう。
肚を使ったり活かすためにはつま先重心、即ち『いつでも動く準備』が完成している状態の身体(姿勢)を作っておくことが必須事項になります。
逆に言えば、つま先重心にすることで肚を養成することが出来るとも言えます。
そして改めてつま先重心を行うと最初はキツイと感じる人が多いのではないかと推測します。
それくらい肚を使えている人は少ないということです。
力を込めなくても、意識をしなくとも、つま先重心になることで肚は使えるようになります。
大和の姿勢はここからがスタートです。
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