何事も、まず「できる」ようになるには、その行為そのものに慣れ親しむ時間が必要です。
それが、技術であれ、人との関わりであれ、まずは試してみる、というところから始まります。
次に、それが「できる」ようになったら、今度は「使いこなす」段階へと進みます。
これは、ただ表面的な知識やスキルをなぞるのではなく、自分自身の感覚と響き合わせて、最も効果的な使い方を見つけていくプロセスです。
わたしが「一日一立(いちにちひとたち)」という教えを続けているのも、
この「使いこなす」という領域を深めていくためです。
わたしの「肚(はら)」という感覚は、
まさに立つことを通して、内側から使いこなす智慧なのです。
そして、その先にあるのが「極める」という境地です。
これは、一つのことだけを突き詰めることではありません。
「できる」ことや「使いこなす」ことを通して得た智慧が、人生のあらゆる場面で自然と活かされる状態。
つまり、自分という存在そのものが、
一つのことの真髄と一体となることです。
それは、わたしの言葉で言えば、
「肚」が定まり、生き方そのものが整った状態です。
あなた自身の内にある、まだ見ぬ力を「できる」から始め、
「使いこなす」ことで自分だけのものにし、
やがて「極める」という生き方そのものへと変えていきませんか。
そのための第一歩は、いつも、あなたの足元にあります。
立芯《旅する姿勢家》
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