人生論

やりたいこととやっていることを一致させる

やりたいこととやっていることの方向性を合わせること。

これが、何を始めるにしても一番最初に必要なことです。

しかし、このずれに気づいている人は驚くほど少ない。

なぜなら、自分ではなかなか見えないからです。

周りから見れば一目瞭然なのに、本人だけが気づいていない。

口では「変わりたい」と言いながら、昨日と同じ行動を繰り返している。

「本気です」と言いながら、基礎をやらない。

これは意志の弱さではありません。自分の現在地が見えていないだけです。

そして、この誤差が怖いのは、放っておくと取り返しがつかなくなることです。

ボタンの掛け違いと同じで、一番上のボタンを間違えた時点で、下に行くほどすべてがずれていく。

方向がずれたまま努力を積んでも、ずれた先に到達するだけです。

無駄な出力を増やしているだけなのです。

だからこそ、最初の段階で正確に合わせてもらう存在が必要になります。

ボタンを掛け違う前に、メンターに見てもらうこと。

自己流で何年も迷い続けるのか、正確な目を借りて最短で方向を一致させるのか。

この差は、時間が経てば経つほど広がります。

身体操作もまったく同じです。

体が行こうとしている方向と、思考で行こうとしている方向が合っていない。

頭では「力を抜きたい」と思っているのに、肩も背中もガチガチに固まっている。

これが力みの正体であり、出力が分散する原因です。

しかし、一度この方向が合うと、なかなか外れません。

骨と肚で立ち、身体のOSが書き換わった瞬間、思考と身体が同じ方向を向く。

力んで保つ姿勢は疲れたら崩れますが、骨格と重力が一致した状態には、崩れる理由がないからです。

呼吸が深まっているかどうか。

それが、方向が合っているかどうかの最も正確な判定基準です。

呼吸は嘘をつけません。

やりたいこととやっていることを一致させる最初の一歩は、正確に見てもらうこと。

そして、正確に行うこと。

ここを飛ばして先に進んではいけません。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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