目的を叶える時に、何を求めるかはとても大事なことだと考えます。礎になる本質を捉えた上で、その上にテクニックを積み重ねる。何を始めるにしてもこの方向性で進むととてもスムーズでした。このことを書きたいと思います。
大昔の話(笑)
数学の関数を学校で習った時に、これはいつどんな時に使うものなのか?を質問をしたことがあります。
その時の解答は、
「大学に行けば解る。」
そんなそっけない答えでした。
意味も分からず、ただただ方法だけ伝えられその式?をひたすら解く。
覚えれば誰でも点は取れますが、その作業に一体なんの意味があったのだろうかと今もって謎の時間でした。
シャベルを使って、同じ場所に穴を掘って、掘った土で埋める。
その繰り返し。
個人的なイメージとしては、そんな感覚でした。
ヒトに伝える仕事をする上で方向性を示すことは、とても重要だと思います。
目的地が分からないのに、歩き続けろと言われても何処に行けば良いのかわからない。
それではただ惑うばかりです。
あの頃に、この数式は人類が大発見したもので、こう使ったり、この様に応用出来たり、こんな可能性がある素晴らしいとのだとなぜ伝えてくれなかったのか。
一つは伝えようと本気で思っていなかったのかなと。
もう一つはどうせ言っても分からないだろうとたかを括っていたのかというところではないでしょうか。
その想いは良くも悪くも伝わるものです。
人によっては、その熱量により人生が変わる人もいるでしょう。
代わりにただこなしているだけの教師ではなんの影響もなくただ時間を過ごすだけになる人もいるでしょう。
受け取る自分自身の問題もあります。
その場にいる責任は自分にしかありません。
求める気持ちがあれば、こちらから選び違う道を進むことも出来ると思います。
兎にも角にも先ずは方向性が大切。
目的地がはっきりと定まってから、そこに向かって真っ直ぐに突き進む。
失敗を繰り返しながらも、その方向があっていれば少しずつでも目標に近付いていくことが出来ます。
言い方を変えると、本質を定めてからテクニックを掴む。そんな流れも同じだと考えます。
伝える方も、伝えられる方もよくよく吟味すると良いと思います。