女性性と男性性の違いで笑ってしまった考え方があります。昔付き合ったヒトのことをどう捉えているかという話で、女性性は上書き保存で男性性は名前を付けて保存だと聞いてそうなのか!と妙に納得しました。これは身体の向上にも関係するなと思ったのでお話ししたいと思います。
新しい人が現れたら過去の人は忘れ去られてしまう。世の男性はこんな寂しい思いをしたことがあるのではないでしょうか(笑)
逆に男性性はいつになっても過去の人を覚えている人が多いのではないかと勝手に推測します。
このことを資格ホルダーという言葉と、一つのことを積み重ねている人の違いに当て嵌めてみたいと思います。
もっと向上したい。
その思いから、様々な組織の様々な技術を学ぶ人が存在します。
そのこと自体何も悪いことでもなく、飽くなき探究心で寧ろ尊敬にも値します。
僕の周りでも多くのそういう方々がいて、いい車や家が建つほどの自己投資をしている話も聞いたことがあります。
それも1人や2人ではありません。
そういう方々の話を聞いた時に共通することは、それぞれのモノは素晴らしいのですが、その一つ一つが別々に独立しているなと思ったことがあります。
どういうことかいいますと、AというものとBというものを習った時に、AとBの技術を知っているという状態に留まっているということです。
それらはバラバラに独立しており、これがどれだけの数が増えようともAとBとC…のように増える一方で覚えることが膨大過ぎて誰でも出来ることではないような領域になっている気がします。
今回お薦めしたい考え方は、AとBというものを教わった時にAとBの共通原理はなんなのか?という疑問を追求してはどうでしょうかという提案です。
僕たちがヒトである以上、ヒトの原則からは逸脱することは出来ないと考えます。
一見特殊な能力を持つ人がいたとしても、それもヒトの範囲の何かだと理解しています。
そのヒトの領域はそれこそ無限に拡がっているものなのですが、殆どの場合その共通点があるものです。
治すという方向性でも、
壊すという方向性でも、
言っていることはどれも皆正しい。
正しくないものがあるとしたら、その判断材料は、
自身の身体を壊すもの、
相手の身体を壊すもの、
そんなところでしょうか。
共通点を見ずに、個々の技術を習得する。
このことは男性性よりだなと思います。
それぞれを個々に保存する。
なので何かを行いたいときに、その役割を一つ一つ思い出してそのファイルを開き、その分野を使用する。
それも一つの手でしょう。
もう一つの女性性と呼ばれる上書き保存。
僕がこちらをお勧めする理由は至ってシンプル。
「今いる自分が全て」
そんな領域だからです。
莫大な量を習ってきたとしても、常に上書き保存でアップデートして今の自分がいるので、今の自分を100%使うのみです。
欠点があるとすれば、過去の一つ一つを正確に思い出せないということぐらいです(笑)
僕が役職や階級などをあまり好きではない理由は、それが結果に結びつくかどうかは別だと思うからです。
権威がどれだけあろうと結果が出なければ意味がないし、結果が出るなら完全なる素人でも意味が大いにあります。
そういう意味では女性性の上書き保存の捉え方はとても好きな考え方であり、僕の武術や施術の考え方にとても似た考え方になります。
過去の人を忘れているかといえばしっかり覚えていたりはしますが(笑)
~性というものは、男性だから女性だからという括りではなく、そういう感じというくらいの軽い括りです。
どっちで生きるかは自分で決められるもので個人の好き好きであると思っています。
ただ何を習ってもモノにならないな~とお悩みの人がいるならば、それらは全てが繋がっていて一つなんだということをまず大前提に置いておくことをお勧めします。
あらゆるものが気楽に学べるようになり、ただただ右肩上がりで楽しんでいけますよ^_^