世の中には反り腰の為に悩んでいる人が多いと聞きます。
反ることによって腰や背中の筋肉が固くなり、腰痛に悩まされていたり、呼吸が浅くなったり、身体を連動させれなくなったります。
これは普通に解決出来ることです。
腰が反るならば、反らなければ良い。これが答えです。
そんなことは分かっていると言われそうですが、なぜ反ることをやめられないのか？という部分に着目するとその解決方法が理解しやすくなると思います。
まずは今現在反っている方は、それが今の姿勢では立つために必要だから必然的に反って力を入れて維持しているという結果になります。
なのでその状態のままいくら柔らかくほぐしても、いくら矯正しても基本的には元に戻ってしまうでしょう。
なぜならそこに力を込めなければバランスが取れないからです。そういう身体だということをまずは理解してください。
次にではどうすれば腰を反らなくても立てる様になるか。
それは骨盤を立てることです。
簡単に言うと仰向けで寝そべってもらい、少し膝を曲げながら肩・背中・腰が床にペタッと着くように骨盤を起こす感覚です。
この骨盤を起こすという動作はあまり行わない動作なので、最初はとても不慣れですぐに戻ってしまいます。
なので慣れるまでは気付いたら起こすようにしてください。
これは昔の日本ではそう特殊ではない姿勢でした。
着物や浴衣を上手に着ると必然的になる姿勢であり、超一流選手や、武術の達人の方などはこの姿勢を普通に活用しています。
けれども学校では教えてもらえない姿勢ではあるので、こうして伝えていくことが必要だなと感じています。
兎にも角にも反り腰で困っているなら、骨盤を起こしましょう。
それで生活をしても誰も文句は言いません。
骨盤を立てると次は顎が出るという問題も発生するので、それは次回に持ち越したいと思います。
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