もし、あなたが呼吸を「方法」や「メソッド」として捉えているなら、少しその考えを手放してみませんか。
わたしが最も大切にしているのは、技術や特別なやり方ではなく、ただただ循環するように呼吸を止めないこと。それが、通常時でも、緊急時でも心と身体を支える第一の要です。
人は、不安や緊張を感じた時、無意識に呼吸を止めてしまいます。
息を止めることで、心も身体も硬直し、思考は一つのことに囚われてしまう。
しかし、どんな時でも、命ある限り、呼吸はわたしたちのそばにあります。
ただ、吸って、吐く。
そのシンプルな行為を止めないこと。
これが、どんな困難な状況でも、自分自身を失わずにいられる、最も基本的な呼吸法です。
呼吸を止めないということは、今この瞬間に自分自身と向き合い、「今ここ」の生命の循環を感じることです。
そうすることで心は静まり、硬直していた思考は、再び流れ始めます。
命ある限り、呼吸を止めない。
呼吸を止めない限り、わたしたちは、いつでも、どこでも、自分の人生を歩み続けることができるのです。
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