昔から伝わるものの一つに、型というものがあります。文芸や武術に始まり、商売などにも型という概念が存在します。この型について書きたいと思います。
正しい型を学びその意図を汲み取って積み上げると、その本質が人から人に伝わるというとても優れたものです。
それが型。
本来、人から人へ伝えるということはとても難しいものです。
感覚は人それぞれ。
同じ言葉を聞いたとしても、受け手によってその中身が変わってしまったり、理解不能だということもよくある話しです。
なので言葉だけでなく、これを真似ればいずれ誰でも目的に到達することが出来るものとして「型」というものが生まれたのではないかと思います。
ただ厄介なところは、
その形の中身がとても大切なので、表面上の真似だけでは継承出来ないというところです。
口伝が必ずといって必要になります。
中と外、表と裏が理解出来て初めて本当の事が伝わります。
そこが伝えるにも隠すにもちょうど良い方法だなと個人的には思いますが。
型の素晴らしさについては話したとおりですが現代の日本では一つ問題があります。
それは
代々繋いできた伝統や技術や文化が次々に消えていることです。
正確には継ぐ人がいない、継承者問題です。
1人の人間の思い付きなどではなく、何百年も繋がってきたものまで無くなるとという悲しさ。
これはもう既に始まっていて、今まさに起こっている問題でもあります。
一度途絶えたものは復活することは並大抵の努力でも無理だと考えます。
それ故に知る者は伝える努力を怠ってはならないと考えます。
それが良いと思うものであれば尚更です。
このような事があるので、僕は僕なりに学んできた事、知っている事、出来ることは繋いでいきたいと思います。
型もその一つであると考えます。
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