壊さない施術

本来、ヒトには自然治癒力が備わっており大概のものは時間が経てば回復する方に向かいます。

怪我をして血が出たら、塞がり、そして元に戻っていきます。

何か努力を重ねることなく、自然にそうなっていく体験は誰もが経験していると思います。

治療家として常々心掛けていることの一つに、

この自然治癒力を邪魔しては決していけない。

そう考えます。

我を持って自分で治そうとすればするほど、回復が遠ざかるということがあります。

特に初期の頃はなんかは特にそんな心境と結果だったように思います。

あくまで施術は、自然治癒力の補助。

手助けをするからこそ本来の自身の身体に戻ることが早まったりします。

その領域を超えないことこそが、クライアントさんにとっても良い未来なのではないでしょうか。

100歩譲っても何も変化なしならまだ良く、

症状を悪化させたり、壊したり、本来の自然治癒力を邪魔することはそもそもの目的が間違っていると認識してよいと思います。

そんなことから壊さない施術はとても本質的なこと。

技術が上手くなっても、

数多くの経験をしたとしても、

いつまでも身体の声を聴くことを忘れない治療家になりたいと思います。

立芯《旅する姿勢家》

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