武術の基礎である姿勢。その姿勢には、何百年も前の先人から身体の構造を研究して研究し尽くした結果があらゆる所に散りばめられています。その姿勢を手に入れることで何が出来るのか？そもそもその姿勢は誰にでも手に入れることが出来るのか？このことについて書きたいと思います。
武術の姿勢を手に入れることで何を手にすることが出来るのか。
ヒトがそれを獲得することで得られるものの１番のモノはなんといっても「健康体」が手に入ることです。
強さではないのですか？と言われそうですが、強さというものも健康体あってのものだと考えます。
どれだけ肉体的に強かろうと、病弱であったり、怪我をしていたり、疲労困憊であったりしていては本末転倒です。
姿勢を得ることで目指すべき処は、このからだを100％活用した上での健康体。
先ずはここからであり、全てはここから始まるといっても過言ではないと思っています。
自身の体感としては、年々楽に身体を動かせるようになる感覚。
それでいて、客観的には大きな力を持って出せるようになっているように見えるみたいです。
なぜそう言われるのかというと、今だにどの様な競技を行っていてもフィジカル（肉体）が強いと言われるからです。
俗にいう筋トレやウエイトトレーニングの類は20年近く行っていません。
行うことが良い悪いというものではありません。
いずれ必ず来るであろう未来を想定して、先ずは俗にいう筋力というものを人為的に無くしてそれでも使える身体を目指したというだけです。
体重だけでも約３０ｋｇは痩せました。
にも関わらず当時以上の動きを行うことが現在でも可能です。
むしろ今の方が緩やかに力強く活動が出来ます。
そして、身体の不具合はありません。
当時は腰、膝など怪我だらけでした。
求めたのは姿勢のみ。
それだけで健康体を手に入れることが出来ました。
いや、手に入れている途中でもあります。
そして、
この姿勢は誰にでも手に入れられるのか？
結論手に入れられます。
知ること。
そして
積み重ねることが出来たなら。
この二つを選択することが出来たなら、誰にでも手に入れることが出来ます。
なぜなら
一子相伝にしろ、道場での伝承にしろ、次の世代にその技術を継承してきた歴史的事実があるからです。
その伝え方があるからこそ、ヒトの身体の構造を伝えることが可能になります。
知ることだけに特化すれば、今すぐにでも誰にでも出来ます。
ただ
積み重ねることだけは、環境、本人の意思、伝える人の意思が介入します。
しかし
その環境ですらが、様々な経験を経て後天的に作ることが出来ました。
それが武術と商売の融合です。
3方よしのこの方法。
一生に一度で良いので、
全ての人に試してみてもらいたいと思う価値のあるものだと思います。
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『大和の姿勢講座』
立芯《旅する姿勢家》
