過去の成功体験は、わたしたちの自信や成長の糧となります。
しかし、その成功体験が大きければ大きいほど、いつの間にかそれが「唯一の正解」であるかのように、私たちの思考を縛り付けてしまうことがあります。
かつて上手くいったやり方が、今の状況では通用しないとわかっていても、その方法を捨てきれずに、判断の優先順位を狂わせてしまうのです。
これは、わたしが伝えている「一日一立(いちにちひとたち)」の教えと深く関わっています。
わたしが「肚(はら)」を大切にしているのは、過去の成功体験という「頭」の記憶に頼るのではなく、常に「今この瞬間」のご自身の状態を、感覚で捉え直すためです。
過去は、あくまで過去の出来事。
今のあなた自身にとって、何が最も大切なのか。
この問いに耳を傾けることで、本当に必要なこと、ご自身の「肚」が望むことが見えてきます。
そうして優先順位を立て直すことで、
あなたは過去の成功体験から解放され、常に新しい自分として、未来を歩んでいけるでしょう。
過去の成功を糧としつつも、それに囚われない。
そのバランスを取る静かな時間が、「一日一立」の中にはあります。
立芯《旅する姿勢家》
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