美味しいモノを食べないと世の中に美味しい食べ物があるとは認識されません。強い人を体感しないとそんな人が存在すると知れません。今回はいずれにしても何事も1度は体験する事をお勧めする話しをしたいと思います。
二十歳ぐらいの頃は、武術だけに没頭した時期であり超絶貧乏暮らしをしていました。
残金200円であと1週間ほど過ごさなければいけない時なども経験済みです(笑)
そんな頃いつもよく行くご飯食べ放題の安価なステーキ屋さんに良く通っていました。
身体をデカくする目的などもあり、ステーキも安価でタンパク質がとれ、ご飯もおかわりし放題。
それはそれはとても美味しくいただいていました。
そんなある日、お世話になっている人に本格的なステーキ屋さんに連れて行ってもらったことがありました。そこではいつものステーキとは違って分厚くて柔らかいそれは美味しいステーキを食べさせてもらいました。
この体験を経たことによって、本当に美味しいモノというものを知れた反面、普段あれだけ美味しく食していたものがそうでもないことを気付くキッカケにもなり当時は複雑な心境であったことは今ではとても良い思い出です。
ただ、そんな世界があるということを知れたことはとても良い財産になりました。
何か自身のご褒美的なもとして、より幸福感のあるモノを食す。
作るにしても、その最高のものを目指せるようになりより良いものを追求出来るようになるなど経験は全く無駄にはなりません。
肉体的な強さにしても同じです。
才能がある人や、
身体がデカイ人、
素早い人もいれば、
世界チャンピオンだっている。
そんな人を知っているのと知っていないのでは天と地の差があると思います。
少なくとも僕はそんな存在を肌で感じる事で、自分が世界で1番強いなどと傲慢になることなく、いつかその領域を体験したい、いつかその世界を覗いてみたい、そしていつか辿り着いてみたい。そう思いながら稽古を続けることが幸福で仕方がありません。
そしてその山は大きければ大きいほど楽しい。
すぐ登れてしまってはつまらないからです。
ごく最近、ご厚意でロイヤルスイートのホテルに泊めていただく体験をしました。
1泊の値段を聞いただけでひっくり返りそうなほどの部屋。
ただただ広い空間、高級そうな置き物、専用のプール、サウナ、バーベキューなどなど。
そして最高のおもてなし。
この体験でも自身の中で何かが変化しました。
こんなところにまた泊まりたい。
今度は僕がお誘いする側になり、みんなを楽しませたい。
そのために稼ごうと決意を新たにしました。
我ながらそんな想いになるとは驚きはしたものの、動機としてこれほど明確な目標はありません。
この様な良い体験をさせてもらった事で、原動力をもらい、これによりまた縁が拡がっていきそうでまた一つ楽しみが増えました。
まだまだ知らない世界は数多くあると思います。せっかく生まれてきた身としては経験出来るものは全部経験して死んでいきたいと思っています。
様々な欲も人として自然に飼い慣らす。
そんな楽しい人生をこれからも送っていきたいと思います^_^