ひすいこたろうさん著書の「あした死ぬかもよ」の中でのとても好きな話がありますので、こちらで紹介したいと思います。
「人生最後の日のあなたから届いた言葉」
理想の人生をまさに今終えてしまおうとしている自分から、今現代の自分宛への言葉。
まさにラストメッセージ。
人が死ぬことは確定事項として、それはもうしょうがないこと。
その事実をどれだけ嘆こうとも変わらない、変えられない事実。
死ぬことを受け容れることが出来て初めて、その中身を見つめ直すことが出来ると考えます。
その見つけ直し方の斬新な方法が、この本の中にある死ぬ間際の自分からのメッセージを考えてみること。
面白いのは、完全に理想の人生を生ききった自分からというところ。
最高の人生を満喫した最期の1日の自分を感じるところから始めます。
どんなところにいて、
どんな服を着て、
どんな気持ちを感じているか。
それをリアルに思い描けば描くほど、今に対しての想いが膨らんできます。
最高の人生を満喫したというからには、何かやり残りたことはもうないという人生だと考えます。
であるならば、今こうしたいな~と思うことは全て行動あるのみです。
死ぬ直前に、あ~すれば良かった、なんでこれをしなかったのだろう等々。
後悔を残して死ぬのか、最高の人生だったと心から晴れ晴れした気持ちで死ぬのか、今ならまだ選択肢があります。
色んな失敗も、色んな挑戦も、死ぬ間際から見れば彩りの鮮やかな記憶でしかないもの。
家族、友人、仲間を大切にして過ごしていたのか。ちゃんと伝えたいことは伝えきったのか。それも今からでもどう生きていくかを選ぶことが出来ます。
たまには死を身近に感じる事も悪くありません。
日々の忙しさに流されていると、これが永久に続くものかと錯覚してしまうようになるからです。
あと何回桜の花を観られるのか。
期限があるからこそ、人の生が輝く。
このことをしっかりと胸に刻み、一瞬一瞬を大切にしていきたいと思います。