波動というと眼に見えないものとして捉えられやすく、怪しげなものとして伝わりがちです。しかし、自然界でも普通に存在する波は確かに存在し、身体を介することも可能なことです。このことについて書きたいと思います。
波が動くと書いて波動。
眼に見えやすいものとしては、海の波があります。
決して直線などではなく、不思議なうねり。
サーフィンを楽しむ人は感じると思いますが、力のある波、力の少ない波なども感じられます。
地震などでもやはり波があると表現されます。
自然界では当然ある波という概念。
であるならば、
大きい括りで言えば人も自然と同じです。
波が使えてもおかしくはないでしょう。
むしろ
特別な技などではなく、力を伝えるということにおいて波を伝えることはとても分かりやすい体験です。
波を伝える一番簡単なところは手先です。
次に体感。
足先に伝えるのは難しいものです。
伝えるために必要な身体は、全ての箇所の過緊張を解くことが必要条件です。
1箇所でも緊張箇所があると、その波がそこで消滅してしまうからです。
波動を通すためには、通す身体が必要です。
それには良い姿勢が一番良いです。
過緊張のない、人にとって一番楽な姿勢。
どんな不思議に見える技も、身体が出来ていれば再現可能になります。