多くの人が「瞑想」と聞くと、静かに座り、目を閉じ、呼吸に意識を向ける姿を思い浮かべるでしょう。
けれど、瞑想は座ることに限られません。
わたしにとっての瞑想は「立つこと」にあります。
静かに立ち、呼吸を整える。
重心を感じ、足裏に地面を受け止める。
肩の力を抜き、背骨を空へと伸ばす。
その一つひとつが、すでに深い瞑想なのです。
立つ瞑想には、座る瞑想とは違う特長があります。
それは「現実と直結している」ということ。
立つというのは、生きるために必ず行う基本の姿勢。
その姿勢のまま心を鎮めれば、日常と切り離すことなく、
その場その瞬間で静けさを得られます。
武術の達人たちもまた、立つ姿そのものを修行の中心に据えてきました。
敵に背を向けず、いつでも動ける準備をしたまま、心を澄ます。
立つ瞑想は、まさに「動」と「静」を同時に育てる稽古です。
1日1立。
たとえ数分でも、ただ立つ時間を持つだけで、心と身体は驚くほど落ち着きます。
座る時間が取れない人にも、この立つ瞑想はおすすめです。
今日、ほんの数分。
目を閉じなくてもかまいません。
静かに立ち、自分を見つめる時間を持ってみてください。
その一立が、確かに日常を変えていきます。
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