先日マンサンダルという素晴らしい裸足感覚のサンダルを履いた時に、これは履くのではなく纏う(まとう)ものだとお聞きしてとても面白い感覚だったので書いてみたいと思います。
纏うとは?
ものを自分のまわりに巻きつける、または着るという意味になります。
ただ服を着るとはまた違うなんとなく優しい表現で使用されるものでもあります。
例えば、
冬になると寒さから身を守るために厚いコートを「まとう」ことがあります。
それはまるでコートがあなたを包んで守ってくれているような感じです。
着物でも同じなような気がします。
またこの言葉はある感情や雰囲気を身につけるという抽象的な意味でも使われています。
例えば、「幸せそうな笑顔をまとっている」などと言います。これはその人が幸せな雰囲気を自分のまわりに纏っているという意味になります。
このように纏うとは、ただ履く、ただ着るのではないということはお分かりになるのではないでしょうか。
「さわる」と「ふれる」この違いにも似ています。
この微妙な匙加減は、このような日本語を使う日本人特有の感覚の違いのような気がしてなりません。
僕としては、この「まとう」や「ふれる」という表現がとても好きです。
これは武術にも通づる所が多々あるからということのほかにも、優しい世界だなと純粋に思うからです。
イメージの世界は宝の山です。
空気を纏うなんて表現でも、身体の皮膚感覚や動き自体も激減します。
優しくさわると優しくふれるでは、触られた方の感触も格段に変わるでしょう。
言葉は言霊と言う人もいるほどに、その言葉自体にも影響力があります。
赤ちゃんに「さわって」と「ふれて」だと前者の方がなんとなく心配にはならないでしょうか?
そういう意味で言えば、
世界を変えるには、発する言葉を変えることはとても有効な方法だと思います。
受け取り方は人それぞれではあるので、カスタマイズは必要ですが綺麗な言葉ほど争いが無くなる気がしてなりません。
サンダルを纏う。
服を纏う。
このような素敵な言葉は、これからもドンドン使用していきたいと思います。
ちなみに写真の満さんが作ったマンサンダルはこちらのサイトから購入することが出来ますよ^_^
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