ある日、公園の芝生の上で裸足になった瞬間、ふと感じたことがあります。やはり裸足は気持ちがいい。ただ、芝生のふかふかした感触が心地いいというだけではなく、足の裏が地面に触れ、体全体で地球と繋がるような一体感があるのです。
先日、フィールドアスレチックで遊んだ際には「靴を履かなければならない」というルールがあり、久しぶりに靴を履いての運動を体験しました。靴と靴下による足の圧迫感に加え、靴の中で足が固定されている感覚が不自由で、非常に動きづらさを感じました。普段は自然と繋がっているように動けていた体が、靴によって動きを制限され、足の自由が奪われることで、余計な緊張や力が入り、疲れやすい状態になっていることを実感しました。
また、以前山登りをした時、裸足に近いサンダルであれば何の苦もなく楽に登り降りできていた山道が、靴を履いて挑んだ途端、翌日は筋肉痛に悩まされるほどの違いが生じたのです。サンダルはほぼ裸足感覚であるからこそ、足全体が自然に使われ、楽に動ける。これはもはや、体感として揺るがない真実といえるでしょう。
このような経験から、「身体を100%活用するには、体の隅々まで“甘やかさないこと”」が大切だと気付きました。体の全ての部分を少しずつ使うことが理想で、特定の場所にだけ負担をかけたり、他の部分がサボってしまうような使い方を避けることが、身体全体の健康や機能向上に繋がります。
靴と靴下で覆われた足指や足裏、足の骨が「サボらない」ように、普段から可能な限り裸足の状態を保つことが大切です。裸足であれば、足裏全体が自由に動き、足指や足の骨も活発に働くため、全身を使った自然な動きが取り戻されます。
家に帰ったらまず靴を脱ぎ、靴下も脱ぎましょう。これは子供だけでなく、大人にも言えることです。自然と一体になり、足の自由を感じる生活を取り入れてみませんか？
裸足の一歩一歩が、身体と心の本来の力を引き出すための鍵となります。ぜひ、裸足での生活をおすすめします。
立芯《旅する姿勢家》
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