身体的自由

身体操作の不可逆

以前いただいた質問の中に、どうしたらそのような身体の使い方が出来るのですか?という問いがありました。このことについて少し悩んでしまった経験があったのでシェアしたいと思います。

少し前にはなりますが、上記の問い問いをもらったときいつも以上に少し悩んでしまった経験があります。

なぜならば今動いている身体は、他の人と同じように動かしているのと全く同じ感覚だと思っていたからです。

呼吸するのと同じ。

呼吸はどのようにするのかという問いと

非常に似ている感覚でした。

そのため、特に何かを意識していたり、

何処かに力を込めていたりとかそのようなことは本当にありません。

ただ自然に動いているだけ。

しかしながら、

勿論最初からこうだった訳でないことは承知しています。

当たり前の様に、身体を上手く使えていない自分を知り、より上手く使えるようにしたいと願った過去があったことも事実です。

そしてそこからの日々の革新があり、今日の我が身に至ります。

ならば、

その革新に気付き日々それを意識して持続させているかと言われればそれは違いと答えます。

一度出来るようになったことは、もう元に戻ることはないからです。

進化したものは不可逆と言えます。

元の動きをしようとしても、それはぎこちなく不自然になるからです。

言い方を変えれば、以前の動き方は今より不快になるのでそうすることはありません。

以前はこうしていたという見本を見せる時以外はすることはないです。

その見本ですら、その不自然さに思わず笑いが出てしまう程に無理をしている自分がいます(笑)

不可逆だからこそ、得るものの価値は高い。

考え方も、

日々の行動も、

そして身体の芯の作り方も、

同じように考えられます。

その場しか変化しないものは、もう少し深くまで突き詰めるといいかも知れません。

それはレベルを上げるのではなくステージごと上がるイメージ。

それは自転車に乗れない世界から、乗れることが当たり前の世界に変わるあの変革と同じ。

こんな世界の変え方をこれから色んな人に見せていくことが出来れば良いなと思っています^_^