大和の姿勢を伝承する上で1番のカナメはと聞かれると『腰』と答えます。
腰もっと詳細にいうと骨盤の角度が一般の姿勢とはまるで違います。
真逆と言っても過言ではないでしょう。
それくらい一般常識とは違いますがその効果は多岐にわたります。
具体的には反り腰といわれるものの逆に傾けます。そうすることにより腹と背中が同時に緩み、上半身と下半身が繋がる感覚になります。
これが全身運動の絶対条件であり、この骨盤の角度なくして身体全てを活用することは難しくなるでしょう。
身体の部分で頑張るか、全身で頑張るかの違いがこの骨盤の角度によって変わります。
全身を繋げるのに鍛えるということは必要ないのです。
ヒントは姿勢にあり、これを変えることで先端から『肚』に繋がる感覚を求めるならば骨盤を変えることが1番の近道になります。
この骨盤の角度を伝えようとすると皆さん一様に驚かれます。
これは駄目な姿勢だと思っていたという感想があるくらいです。
しかし昔の日本人、そして本物の武人、一流のアスリートはこれを使いこなしています。
だからこそ優れたパフォーマンス、そしてそれが持続出来る身体操作を得ることが出来るのです。
骨盤を立てる
たったそれだけで身体の機能が底上げされます。
そしてそこから派生する不具合も連動して改善していくことが出来れば望む望まないに関わらず皆達人と呼ばれる身体になるでしょう。
強さとは健康です。
それは腰、肚から始まります。
一度自身の腰が本当に快適に動いているか確かめてみてくださいね。
立芯《旅する姿勢家》
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