「臥」とは臥せる、要は寝ること、ここでは寝る姿のことを指します。
「寝るのに正しい姿勢はあるのですか?」と問われると、「ちゃんとあります」ということが答えです。
どういうものかというと、寝た時に全身の力が緩んでいることです。
特に力が入っている部分でいうと、背中や腰のあたりが少し反っていて、布団と背中の間に隙間があるような寝方をしている人は要注意です。
これは力こぶしを作ってそのまま寝ているようなもので、その状態では身体が緊張して眠りが浅くなってしまいがちです。
緊張しながら寝るのとリラックスして寝るのでは、眠りの深さが変わるのは当然のことでしょう。
では、リラックスした状態を作るにはどうすればよいのか。方法は2つあります。
1. 骨盤を立てながら背中や腰を緩めて眠ること:
これを行うためには、膝の下にクッションなどを敷いて、膝がちょっと曲がった状態を作ります。そうすることで、背中や腰が緩まる状態を作って寝ることができます。
2. 横を向いて、少しエビのように丸まって眠ること:
そうすることによって緊張する部位が少なくなるので、これも効果的な方法になります。
寝る姿勢は、たくさん寝ればどんどんよくなるものかというと、そうでもありません。
それは、寝ているときに自分がどういう姿勢でいるかがなかなかわからないことであったり、どこかで習うようなものではないからです。
にもかかわらず、人生の半分、もしくは3分の1を寝る姿で過ごすことにおいて、より心地よく眠れるということは、とても大切な財産になります。
武道や武術を極める上で「行住坐臥(ぎょうじゅうざが)」という言葉があり、いついかなる時も良い状態を備えておくべしとされています。
その言葉の中には、いついかなる状態でも健康であるべし、というものが入っていて当然でしょう。
そもそも不健康では戦うに戦えないからです。
「臥せる姿」にも、芯を極めることが必要と思い、もう一度見つめ直すことをお勧めします。
これはマットや枕などの道具に頼ろうという話ではなく、自分自身の身体がまずはどうあるべきかというところにフォーカスして、そこから改善していくと良いでしょう。
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