「趣味は何ですか?」と聞かれたとき、
少しだけ、答えに迷うことがあります。
もちろん、好きなことはいくつもあります。
けれど、わたしの中には“趣味”という言葉を、少し特別に捉えている感覚があります。
それは、終わりがないもの。
どれだけ続けても、深めても、なお先があるもの。
わたしにとっての究極の趣味とは、そうした“果てのない営み”のことを指します。
武術も、姿勢も、まさにそれです。
「いつか完成する」と思っていた時期もありました。
けれど、積み重ねていけばいくほど、完成というものがないことに気づきます。
むしろ、少しずつ見える景色が変わっていき、
新しい問いが立ち上がり、また次の一歩を誘われる。
終わりがないからこそ、焦らずに続けられる。
ゴールがないからこそ、毎日が新鮮で、意味がある。
一時的な流行や、飽きてしまうものとは違って、
“終わらない”という前提に立つ趣味は、
人生の軸そのものに近づいていきます。
それは、もはや趣味という枠を超え、
生き方そのものと重なっていくような気がしています。
何かを極めようとするわけでも、競うわけでもなく、
ただ、自分がそこに在り続けられるということ。
それが、わたしにとっての究極の趣味です。
あなたにとっての“終わらないもの”は、なんでしょうか。
もし、まだ見つかっていないのなら、
無理に探さず、自然と続いてしまっていることに、そっと目を向けてみてください。
そこに、あなたの芯とつながる趣味が隠れているかもしれません。
立芯《旅する姿勢家》
わたしの公式LINEでは、「終わらない趣味」としての姿勢稽古や、
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あなたの毎日に、終わりのない楽しさと深さが育まれていきますように。
