人生論

技術向上は趣味、人に伝えることが本番

8400日以上を「立つこと」を行いながら過ごしてきました。

その日々の積み重ねから得られた「人生の生き方」や「在り方」を伝えるときに、とても大切にしていることがあります。

それは、これまで積み上げてきた技術や実績は、歴史として確かに存在し、信頼に値するものかもしれない。

しかし事業をする上では、「この技術だけが求められている」と勘違いしないよう、気をつけなければならない、ということです。

なぜならば、誰もが一番優れた技術を求めているわけではないからです。

例えば、野球を始めて「楽しみたいな」「誰かに教わりたいな」と思ったときに、必ずしも大谷翔平選手やイチロー選手に習いたいと思うでしょうか。

もちろん、そうした方々への憧れや尊敬、高い技術を学びたいという気持ちはあるかもしれません。

しかし、そこへ到達するためには時間や場所、さらには費用の問題なども関わってきます。

実際にその時の自分にとって大切なのは、近くにいて分かりやすく、自分に合っている価値観を持つ指導者に出会うことではないかと、僕は考えます。

技術を向上させ、クライアントの方々に成果と効果を示すことは大事です。

しかし、それよりも大切だと思うことは、相手が何を考え、何を求めているかにしっかりと心を込めて寄り添うこと。

それが一番大事だと考えます。

考えてみてください。

野球の守備が上手くなりたいと飛び込んできてくれた人に、「ホームランをたくさん打った方がいい」「点を取る方が野球だ」と自分の考え方や取り組んでいることを押し付け、相手が本当にやりたかったことに目をつむったり、無視したりする。

これは本当の意味で、価値提供とは考えません。

傾聴力とも言える「ちゃんと聞く」という話がありますが、これも姿勢一つで変わるところです。

相手の話を聞かない。

焦って我が強く、自分のことを伝えたい、認めてもらいたい、聞いてもらいたい、ということが前面に押し出される。

そうなると相手のことを何も考えられない状態になります。

これでは、人として信頼を得られないばかりか、事業としても友人関係としても、全部同じ結果になります。

僕自身が事業をする上でとても大事にしていることは、自分自身の技術向上を死ぬまで行うことです。

それこそ「死ぬ時が最強、最高である」という状態を目指して、楽しんでいく。

しかし、これはあくまで僕自身の趣味のようなものです。

それ以上に、関わる人たちの人生が今よりもっと豊かになるために、僕自身のこれまでの経験をどう活かせるか。

そこにフォーカスしていきたいと考えています。

事業の本懐は、その人に伝えることが本番。

技術を高めることのみに集中することは、ある意味「逃げ」とも考えられます。

だからこそ、今までの経験や体験を総動員して、その人の人生に向き合っていく。

これからもそのように、やっていきたいと思います。

技術向上は趣味。

人に伝えることが、本当の本番であるということを、これからも伝えていきたいと思います。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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