身体操作を行うときに、一つの概念として、直線的な動きではなく、円の運動を常に行うということを心がける。
そうすると、楽に動き続けることが可能になります。
例えば、手を伸ばしたり縮めたりすることで、押したり引いたりすることができます。
しかし、その直線的な動きで行うのではなく、押すときも循環するように円の動きで押し、引くときも円の動きで引っ張る。
そういう形で行います。
そうすることで、「押しながら引き、引きながら押す」という一連の動作が一つになり、動作そのものが繋がるようになってきます。
受ける側の体感としても、ただ真っ直ぐに押されたり引かれたりするような感覚は、対応がしやすい。
しかし、この円の動き、循環する動作というものは予想がしづらく、受け止めにくい。
そのため、反応がしにくいということがあります。
これは、スポーツや何かしらの身体操作を行う上で、相手とぶつからないということは身体操作だけの話ではなく、概念、考え方、ルールの利用をすることによって、とても応用できるものになります。
人間の構造上、骨や筋、筋肉など、あらゆるものがあらゆる角度で複雑につながっています。
これらを自然に使うと、本来は円の動きというものが大きく現れるものです。
しかし、日常生活において効率的な動きのみを求めると、そのまま真っ直ぐに変換するように動いてしまいがちです。
それは一見合理的なように見えますが、動き始めと止まるときに「ブレーキとアクセル」という稼働を行うことになります。
初期動作でエネルギーをたくさん使うことが多いため、これを何度も繰り返すと疲弊する部分が出てきます。
一方で、循環する動きというものは、逆に身体全体を使います。
今まで使っていなかったところも動き出しますが、それぞれ一つひとつは小さい動き、小さいエネルギーで済むため、トータルとして楽に行うことができます。
この円の動き、円の身体操作を行い、動きを循環させる方向に練習を積み重ねていくと、自然と動きがまろやかになります。
そして、それは日本の茶道や能などの所作の美しさにもつながっていくものです。
もし現在のご自身の動きが直線的であったならば、こうした「円の動き」があることを知った上で、それを求めてみるのも一つの手かと、僕は思います。
あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。
立芯《旅する姿勢家》
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