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苦しい反復は、そもそも身体に入らない

長年答えが分かれる、質か量かという問題があります。
そして、あらゆる本物の方々、それがスポーツだけでなく経営者などの中にも、「まずは量」という方が多いのも、大いに同意するところです。

しかし、ひとえに「量」と言って量をこなすにしても、軽めの負荷で取り組むこと。
その軽めの負荷の中でどう質を高めていくか。そして、もし間違っていたとしても修正が簡単なため、まず改善がとてもしやすくなります。

そうして改善したものを量(反復)していくので、かなりの高確率で上手に向上していくルートに入っていきます。

また、精神的な側面から大きく言うと、やること自体が苦しいものであればあるほど、それはいやいややっているのと同じなので、そもそも身体に刻み込まれないということがあります。

もし刻み込まれるとしたら「それをやることが苦痛である」ということであり、それをなんとか耐えなければならない、耐え続けるために精神を押し殺す、というような悪循環も生まれやすいです。
それがただただ苦しい反復の量では何も手に入らない、ということが僕の言いたいことになります。

量をこなさなければならないと言うと、繰り返す回数という「量」だけでなく、その繰り返す中身の「質」もより高く、負荷の強いものにしなければならないと思われがちです。

しかし、特に初期の頃に量をこなすときは、負荷の軽いものを数多くこなすということが大事になります。

この「負荷を軽くする」というのが、真面目な人ほど難しく、高負荷のものをたくさんやろうとして身体を壊してしまったり、気持ちが萎えてしまったりするケースを多く見かけます。

これをなくすために、量をこなすのはいいとしても、「これぐらいでいいの?」と思うくらいの質(ハードルの低さ)から入ることをお勧めします。

好循環を起こすためにも、低負荷なものを量をこなす。
そして量をこなすことにより、記憶され、足りないということでもっとやりたくなって、精神的にも技術的にもどんどん向上していく。

この循環を起こすために、初動のところで苦しくない反復、楽しい反復などに取り組むようにしてみてください。

僕は毎日1時間「立つこと」を行っています。しかし、これから新しく始めようとする方には、「まずは15分から始めてください」とお伝えしています。

最初から1時間というのはかなりハードルが高く、身体に「辛い」という記憶を残しがちです。これは、自分自身が人に伝える中での反省点として改善してきたことです。

少しずつ負荷を増やしていくことが現状では最善だと考え、そのようにお伝えをしています。

好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。

立芯《旅する姿勢家》

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苦しい反復は、そもそも身体に入らない