健康と一言で言っても様々な分野やジャンルがありますが、基本的には全人類が欲しいと思うものの典型的な一つではないでしょうか。
科学が発達し、人類は進歩していると言えますが、こと健康については長生きの要素や大病に対しての対処など、それによる凄まじい恩恵を得ていると考えます。
では、もっと個人個人の日常生活の健康について、誰もが日々快活に、身体が軽やかに、年を重ねても元気で自分の足で歩き、判断力も鈍らないように過ごせている人が、今現在どれだけいるでしょうか。
僕の周り一つにとっても、腰が痛い、肩が凝る、膝が痛い、本調子ではない。そんな話をよく聞きます。昨年あたりから急激に伸びを見せたAI。これがもうすでにインフラになりつつあるこの現代社会において、あらゆる仕事の在り方が変わってくると日々実感しています。
しかし、このAIが伸びてきたからといって、日常の健康が大きく変わったという話は今のところほとんど聞いてはいません。
AIが発達した今のところの恩恵の大きなものとしては、今までやってきた作業の効率が格段に上がることです。あらゆるものの壁打ちや相談ごと、簡単な作業などはすべて任せることができる。そういったことによって、個々の時間は少し浮いてきたのではないかというのが、今のところの所感です。
また、これからの予想としては、さらにこのAIの発達がこれまでのテクノロジーとの掛け合いによって、人間がしなくてもいい分野が多く増えるのではないかと考えます。
そこで、生身の人としての健康に一度立ち返ることが必要だと考えます。なぜなら、AIでできることはデジタル的なものであり、この肉体の一つ一つに直接変化をもたらすものではないからです。
AIがどれだけの作業を行ってくれたとしても、どれだけのアドバイスをしてくれたとしても、AIロボットがその人自身の介助をしてくれたとしても、その人自身の身体の姿勢であったり、身体操作であったり、日常生活の動線であったり、さらにはスポーツや芸事などを行ったりするときには、やはりこの身体が土台となって動くしか術はありません。
そのときに立ち返る必要があります。
本当にこの身体をちゃんと使えているのか、その上で「健康」というキーワードを守ろうとしているのか。これは今現在でも、今すぐに考え直すべき課題の一つになります。本来、健康とは後回しにしていいものではありません。なぜならば、不健康は究極のところ死につながるからです。
科学の進歩にあぐらをかいてはいけません。この血が通ったこの身体、そして心の健康こそが豊かな人生に最も近づけるものであり、テクノロジーの進化はその手段の一つに過ぎないことをちゃんと知るべきです。
身体でサボっているところはしっかりと起こし、全身をくまなく使いながら、排出できるものは排出し、必要なものはしっかりと取る。その上で身体を循環させて生き続けることによって、豊かな人生であり続けることが可能になります。
ぜひ、この時代だからこそ、身体の方に目を向けて生きていきましょう。
あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。
立芯《旅する姿勢家》
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