現代社会において、残暑と在宅勤務の増加で座ったまま過ごす時間が延びているということで、運動不足とは別のリスクが高まっているという論調があるそうです。
これの本質は運動しているかではなく、動かない時間がどれだけ長いかということだと考えます。
人は寝ている時ですら、ずっと動かないでいると「褥瘡(床ずれ)」といったような症状が出ます。
これに対応するには、寝返りのように身体を常に動かすということが、寝た状態でも必要だということです。
これは座った状態でももちろん当てはまります。
激しい運動をしたからとか、重いものを持ち上げ続けたからで腰を痛める方もいれば、ずっと座り続けている人でも腰が痛いという人は数多く存在します。
これは、動かないで長時間ずっと同じ姿勢であるからこそ、そこに負担が積み重なっていき、最後には痛みというような形で現れると考えています。
では、どうすればこの長時間座ることを解決できるでしょうか。
まずは長時間座り続けないこと、これが一つです。
定期的に身体を動かすこと。当たり前といえば当たり前ですが、動物としての人間の生活において、ずっと止まり続けるとそこに血流が滞り続けるというのは、どうしても避けることができません。
ではどうすればいいのかというと、その血液を流すことが必要です。
流すためには動くことが必要であり、座り続けないことが第一です。
一つの提案として、昇降式のデスクなどを活用して立ちながら同じような活動をしたり、椅子の高さや角度を変えたりして、そもそもの姿勢を変えたり座ること自体をなくしたりすることで、根本解決への道が拓けます。
今ある環境がベストとは思わず、何か問題があるならば本質から解決するように考えることで、未来に向かって不安をなくしていくことができます。
ここまで書いていて、「立つということを動かずに一定時間行うのは身体に悪いのではないか」と思われる方がもしかしたらいらっしゃるかもしれないので、回答します。
立つことで止まっている状態であっても、血流が巡るように身体の中を調節することが、この「立つ」という稽古の中に大いに含まれています。
そのため、「動いていないけれど動いている」という状態を作ることによって身体の緊張を分散し、全身を使うことにつながるようにしています。
長時間座るといったときにも、その中で身体を動かすことができればこの問題は解決できますので、おすすめになります。
好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。
立芯《旅する姿勢家》
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