人生論

若いうちから積み重ねるが一番楽で最強

昨日、「50歳からが身体の本番です」と書きました。

あれは、50歳を過ぎてから身体の不具合に直面する人が多いからこそ、切実な問題として伝えたものです。

しかし、本音を言います。

本当は、もっと早くから始めた方がいい。

子供の頃から。言うなら、生まれた時から。

当たり前の話ですが、積み重ねる年数が長ければ長いほど、身体は強くなります。

怪我もしにくくなる。健康も維持しやすくなる。回復力も落ちにくくなる。

これは才能ではありません。時間という資産の使い方の問題です。

現代の教育では、身体について「筋肉をつけましょう」「体力テストで良い点を取りましょう」と教えます。

家庭でも「姿勢を正しなさい」「背筋を伸ばしなさい」と言う。

学校でも、スポーツの現場でも、「もっと頑張れ」「もっと鍛えろ」と言われる。

しかし、誰も「身体のOS」の話をしない。

筋肉をどう使うかの前に、身体そのものの設計をどう整えるか。

鍛える前に、今ある身体を100%活かしきる方向に目を向けること。

この発想が、親にも学校にも、ほとんど存在していないのが現状です。

僕が伝えたいのは、まず土台を整えるという順番です。

身体のOSが整った状態で学べば、学習の吸収力が変わります。

身体のOSが整った状態で生活すれば、日常の疲れ方が変わります。

身体のOSが整った状態でスポーツをすれば、怪我をしにくくなり、伸びしろが格段に広がります。

身体のOSが整った状態で芸術に触れれば、表現の質が根本から変わります。

学習も、生活習慣も、スポーツも、芸術も。

すべては身体のOSという土台の上に乗っている。

土台が歪んだまま何を積んでも、いつか崩れます。

そしてもう一つ、若いうちに始める決定的な利点があります。

それは、コンフォートゾーンから抜け出しやすいということです。

人は年齢を重ねるほど、今までの自分のやり方に固執します。

「自分はこうやってきた」「これで何とかなってきた」という経験が、変化を拒む壁になる。

しかし若いうちは、その壁がまだ薄い。

固まりきっていないからこそ、新しいOSを受け入れやすい。

身体も心も、柔軟に書き換わる余地がある。

年齢を重ねてからでも書き換えられます。それは昨日書いた通りです。

しかし、若いうちから始められるなら、それに越したことはない。

積み重ねる時間があるということが、何よりの武器になるからです。

筋肉を鍛えることだけが強さではありません。

鍛えることだけが健康でもありません。

この身体を100%活かしきること。

無駄な出力を消し、法則を味方につけること。

その上で、必要なものを足していくこと。

この順番を、一人でも多くの人に知ってもらいたい。

若い世代に届けたい。親御さんに届けたい。教育に関わるすべての人に届けたい。

僕が人生をかけて伝え続けているのは、この一点です。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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