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ウォーキングの正解

健康のためにウォーキングを行う人の特徴として、腕を大きく振って大股で歩くといったことが一般常識になっていることを、とても危惧しています。

そもそも歩行するために必要でない腕の振りであったり、自分の身体に合っていない大股で歩くということは、身体の機能を使い切れていないということをここで書きたいと思います。

まず、大きな腕の振りについて。おそらくは「せっかく運動するのだから身体を大きく動かし、その分のエネルギーを消費して運動にする」というような発想、もしくは「大きく動かす反動によって身体を動かして、身体へのやった感を増幅させる」ためにやっているのではないかと推測します。まずはこれが必要のない動きだということを記します。
そもそも歩くということ自体に関して言いたいのは、「後ろ足で蹴って歩く」というのは身体にとって良くないということで、ここで警鐘を鳴らしたいと思います。

前々から伝えているように、僕は「肚で引きながら歩く」ことを推奨しています。肚から身体を動かすことができれば、大股になることもなく、身体のエネルギーをうまく使うことができます。

大股で歩くことについても、健康に悪影響を及ぼすことがあります。足を大きく前に出すと、一番最初に着地する部位はかかとになります。かかとから大股で着地すると、足のアーチのバネを使うことができず、膝や腰に大きな衝撃を与えることになります。

では、なぜ今もなおそうやって歩いている人が多いのか。それは、ある意味「靴」が衝撃を助けてくれているからであり、その歩き方でもすぐに身体を壊す人がいないからだと考えられます。

しかし、もし裸足でかかとからドンドンと着地して歩いたとしたら、すぐに膝や腰を痛めることは誰でも想像がつくでしょう。靴があるからといってそれを日々行うことは、身体の中に常に衝撃が加わり続けているということであり、健康につながっているとは到底考えられません。

それでは、ウォーキングの正解とは何か。

結論から言うと、歩幅は狭く、足音が鳴らないくらいの感覚で歩き、腕を振るといったような余計な力は使わず、肚を使って足を引き上げながら歩いていく。

その循環を繰り返すことにより、この大きな塊である身体を歩行させるというふうにやっていくことが、一番健康にもよく、身体操作的にも正解になります。

年をいくつ重ねてもそのように動けるような歩き方が、一番ベストであるという考え方のもと、この歩き方をこれからも伝えていきたいと思います。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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