スポーツを何か行うとき、まず最初に大雑把なルールを知るところから始まります。
そして、ルールを知った上で実際にやっていくと、ルールからは見えなかった実際の動きや戦略的な定石、個体による差などがいろいろ現れてきます。
人間とは面白いもので、やっていけばやっていくほど、その解像度は上がっていきます。
様々なパターンが生まれ、それが起きたことにより、その対処法を学び実践していく。そこには、非常に人生と同じような構造が凝縮されています。
楽しく遊ぶスポーツというと、大小あれども、だいたいはそのぐらいの感覚で行っているのではないかと思います。
その上で、アスリートと呼ばれる、それをプロの領域などで行い、勝ち負けが生活にかかってくるようなステージになると、ただただ楽しくやってきた時よりも、もっと高度な戦略などが必要になってきます。
突き詰めれば突き詰めるほど優劣の差は固定化されていき、優れているものはもっと上がり、そこにかなわない人はもがき苦しみながらその道を歩もうとします。
そこで一つ視点を変えて、その劣る側の人にとって、光が射すようなアドバイスをします。
その領域は想定外を創造すること。
ある一定のルールの中だけで考えていれば、どうしても強者となるような個体は限定されていきます。
身体の大きさ、身体の柔軟さ、足の速さ、ジャンプの高さなど、同じルールの範囲では、その差はとてつもなく大きな壁として控えています。
しかし、そのルールというものが表のものとすれば、裏、つまりそのルールの裏側を読み解き、「ダメではないもの」を的確に作り、そこをついてゲームをひっくり返すことは、思考の戦いとしても十分に理にかなっています。
これは武術の戦略そのものになります。正面衝突で戦うならば、大きくて強い人が勝ちます。しかし、斜めから、横から、上から、下から攻める。しかもその攻め方も近くからだけではなく遠くから、などと考えれば、その幅は大きく広がります。
相手の常識を知った上で、ルールを知った上で、その一つ裏をかく。弱者が強者に対抗する手段として、これほど理にかなっているものはありません。
そのためにも、スポーツであろうとも「想定外」を考えるということは重要なファクターになると考えます。「普通はこうだ」「常識的にはこうだ」などという概念は一旦捨てて、大きな目線で見ることをお勧めします。
好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。
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