人生論

AI時代に残るもの

ここ最近、AIの進化が凄まじい。

初めてパソコンに触れた時、初めて携帯を手にした時、初めてスマホが出てきた時――あの衝撃を超えるものを、今、肌で感じています。しかもその更新スピードは尋常ではない。大きな目で見れば、これはとても良いことだと僕は考えています。

これまで「無駄だ」と言われながらも手放せなかった作業が、超スピードかつ高品質で、ほぼ自動で片づいていく時代が、もう来ています。しかもそれが、社会レベルではなく個人レベルで起きている。「こうだったらいいな」「あったらいいな」が、一人の手元で実現していく。これは自己実現そのものが個人に返ってきたということであり、世界の常識を根こそぎ変えるはずです。洗濯板が全自動洗濯機に置き換わった、あのレベルの転換が、今あらゆる領域で同時に起きている。

その上で、僕がはっきりと感じていることが一つあります。

この身体、この器に関してだけは、AIでは答えが見つからない、ということです。

なぜなら、世界中に散らばっている身体の常識そのものが、そもそもズレているからです。日本古来の姿勢、骨と肚で立つという感覚は、情報としてほとんど残っていません。残っていないものは、AIがどれだけ検索しても、どれだけ推論しても、出てきません。元データがない場所に、答えは生まれない。

だから僕は、大和の姿勢こそ、これからの時代にこそ重要な地位を占めると考えています。情報や技術がどれだけ発展しても、この身体だけは自分自身で立て直すしかない。運動にしても、食事にしても、休養にしても、方向を間違えたまま積み上げたものは、いずれ全部崩れます。大切なのは「何をやるか」ではなく「どの方向に積むか」なのです。

そしてその方向は、時間をかけて積み上げてきた人間にしか伝えられません。だからこそ僕は、この「積み重ね方」と、身体の正解をこれから追いかける人がちゃんと教われる仕組みを、これから丁寧に作っていきます。

AIの進化は、AIの進化に任せる。

身体の進化は、身体の進化で、一つ一つ積み重ねていく。

結局、最後に残るのは、自分の足で立てる身体です。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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