もし、あなたが今、人との関係に悩んでいたり、どうすれば心を通わせることができるだろうかと考えているのなら、一度、立ち止まってみることをお勧めします。

人の情けや温かさは、決して計算や打算から生まれるものではありません。

それは、ご自身の「肚(はら)」が定まり、相手の心をありのままに受け止めることができるようになった時に、自然と湧き上がってくるものです。

わたしが日々続けている「一日一立(いちにちひとたち)」は、まさにこの人情というものを育むための稽古です。

ただまっすぐに立つ。

その静かな時間の中で、わたしたちは自分の内側にある思考や感情の波に気づき、それを静かに見つめることができます。

そうして自分の「肚」が安定してくると、不思議と、他者の心のざわめきにも、冷静に寄り添うことができるようになるのです。

「たゆまぬ一立(ひとたち)に、すべてが宿る」。

この言葉が示すように、人情もまた、日々のたゆまぬ稽古によって育まれるものです。

相手の言葉の裏にある、本当に伝えたい想いを汲み取ること。

相手の心の奥底にある、静かな願いを感じ取ること。

それは、小手先の技術ではなく、

あなたという存在そのものが、深い人間性を備えている時に可能となります。

さあ、今日から「一日一立」を始めてみませんか。

立つことから始まる、あなたの生き方の再生は、きっと人との関係を、より深く、温かいものに変えてくれるはずです。

立芯|身体の土台をつくる姿勢家