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武術の型はひねらない

「立つ」という稽古を8,500日以上行っていますが、それともう一つ、ずっと行っていることがあります。
それが「武術の型」になります。

この型を日々やる中で、ふと自分の身体の中で起きている面白いことに気づきました。

それはこの型を行った時に、身体の動きの中で無理をしている場所が一つもないということです。
もう少し言語化して言うと、無理に身体をひねったり勢いをつけたりすることがないというところです。

逆に言うと、これは全力でその型を行ったとしても、身体を痛める要素がないということに、今更ながらに気づきました。

シンプルすぎて、現代のスポーツの常識から言えばありえないような身体操作であり、これは外から見ているだけでは、その凄さに気づくことはできないだろうなと推測します。
それくらい身体を大きく動かしてはおらず、最短で最小の力で動くようにする。

ほぼ加速という感覚を使っていないので、いつ動いても同じ動きになり、これを一番最初に考えつき、作った先人はとてつもない天才だったのだろうなと思います。

スポーツや日常の世界の中で、事故の類を除けば、身体を壊す瞬間とは瞬発的な動きの時に痛めることがほとんどです。
そして、自分自身の経験からも思うところは、試合自体で身体を壊すということは稀であり、基本的には練習中の怪我などがほとんどだということです。

そこには、そもそもの動き方の不具合があると考えても間違ってはいないでしょう。

だからこそ武術の型には価値があり、これを伝承する必要性はとてもあると思います。

しかし、この本質的なすごさを伝えるには言語化だけでは足りず、感覚的なものがとても大切になってきます。
そうすると、万人には伝わりにくいというジレンマに直面します。

それでも、良いものは良い。
特に健康に対して、健康資産に対して良いものは、自身の届く範囲には必ず伝えたいものの一つです。

型そのものを渡すというのも、これから行っていきたいことの一つではありますが、その要素は万人に必要なものとして、これからも広げていけたらと思います。

好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。

 

 

立芯《旅する姿勢家》

 

 

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武術の型はひねらない