情報化社会の中で、調べれば分かる情報は、誰もが手にできる世界になりました。これは凄まじい科学の進歩であり、情報がないために苦労していた状況から、誰もが豊かになれる可能性が増えたという意味で、本当に有意義なことだと思います。
ただ、「知る」ということは大切である一方で、知ったからといってそれを正しく行動に移せるか、実行できるようになるかという点は、まったく別の話です。
情報を売るだけで稼ぐことの価値は、これからどんどん薄まっていきます。誰でも調べれば分かることに、お金を払う理由がなくなっていくからです。
では、その先に何が残るのか。
僕は、残るのは「自分の身体」と「自分の生き方」だと考えています。情報を得た上で、本当にそれを自分の中に落とし込めているかどうか。ここが、これからの時代を分ける一線になります。
落とし込むための一つの方法は、その情報が本当か嘘かを、自分の体感で試してみることです。本当か嘘かを確認する方法は、自分の感覚で行動した上で、どうなるかを検証すること。これに尽きます。
その時、もし失敗したからといって、「違う」と感じたからといって、その情報そのものが間違っていたと判断するのは早すぎます。現段階では、自分自身がまだ体現できなかった、というだけのこともあります。
それを一つひとつ検証し、経験し、体験していく。その積み重ねが、自分の叡智として身体に残っていきます。
ただ情報を集めて分かった気になり、また次の新しい情報へ流れていく。これを繰り返していると、おそらくは死ぬまで、そのループで終わってしまいます。経験や体験が不足したまま、「知っていること」を言っているだけの人になりかねません。
豊かな人生を歩むためには、得た情報を実践し、その実践した体験を、また後から続く人たちに伝えていく。この循環の中に身を置くことだと、僕は思っています。
大和の姿勢は、どの段階でも一度手に入ると、二度となくならない。「0から1」を稽古する姿勢です。
この姿勢を得た上で生きていくという選択肢は、現段階の一般常識の情報の中には、なかなか入っていません。けれど、これからはこの選択肢が誰にでも届くように、僕は広げる努力を続けていきます。
知ることと、行うこと。
ここを分けて生きるだけで、人生の濃さは静かに変わっていきます。
あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。
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