消防士を辞めた日、24時間勤務を終えた朝の風景を今でも覚えています。

決して何かがあったわけでもなく、むしろ天職とも言えるほどの職業であり、生涯、勤め上げるだろうと思っていたものを辞めてまでも進みたかった道。

それが「武術の土台を活かして関わる人の人生を豊かにする」という道です。

消防士時代は、武術で培った身体を生かして人を助けるということをやってきました。

今度は武術で培った身体と経験と生き方を生かして、一人一人により深く関わり、生涯の仲間として生きていく場を作るという挑戦を始めました。

この挑戦は現在4年目となりますが、落ち着くにはほど遠いような、果てしない道だと感じています。

答えがない果てしなき道。

それは「立つ」ということを8400日以上続けてきてもゴールが見えないように、この生き方自体も、ゴールというものがまるで見えないというところに楽しさを覚えます。

死ぬ瞬間に後悔しない生き方を。

これは阪神大震災を体験したその日から生まれた言葉です。

今この瞬間を、やりたいことや好きなことにフルベットして生きていく。

しかし、今を大事にすることももちろん大切ですが、何かを始めたとき、その初心の気持ち自体を忘れてもいいとは思ってはいません。

武術を始めた日、消防士を始めた日、そして生涯の仲間探しの事業を始めた日。

その日の想いを思い出し、それら全部を背負いながら、これからもゴールのない山頂に向かっていきたいと思います。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯|身体の土台をつくる姿勢家