「大和の姿勢は日常生活にどう活かせますか」という質問を受けることがあります。その時に答えることとすれば、結論、「すべてです」と答えています。姿勢とは生き方です。
その状態で何をするかという、本当に無意識の土台の部分であるので、新たな姿勢を身につけて、その姿勢を頑張って保ちつつ何かをするのではありません。その姿勢を保ちつつ何かスポーツをするのでもありません。それで生きます。
車で例えると、エンジンを取り替えて走るようなものです。「このタイヤがいいですか、あのタイヤがいいですか」という話ではありません。そもそものエンジンを変えようというのが、この姿勢を身につける、変えるということです。
日常生活とは何か。朝起きて生きること、生活すべてそのものです。
歯を磨く時の姿勢、手の角度、ご飯を食べる時の所作、通勤する時の歩行、椅子に座った時の姿勢。そのすべての土台が、もし少しずつずれていたり、疲れが溜まるような形であったりしたらどうでしょうか。それが一時のものではなく、何年何十年と同じ動作を繰り返すものです。
その状態を疲れが溜まりにくく、とても心地よく動いて毎日を過ごすのか。それとも、疲労を溜めつつ疲れるような動作で、時には痛みなどを発しながら生きていくのか。
それは選択できます。
今の現状が当たり前だと思わないでください。歳をとればそうなるものだと決めつけないでください。そして、周りの一般常識にとらわれないでください。
子供のように軽やかに、心地よく毎日を過ごすことは可能で、それを体現している人はいます。ただ周りにいないとしたら、その狭い世界の中での話にすぎません。
死ぬまでこの身体で生きていく中で、選択肢があるということをまず知り、その姿勢で生きていくと選択する人生もあるということを理解してください。
軽やかに起き、軽やかに生活し、軽やかに寝る。そんな生活をするためには、今一度、現状の身体そのものを見つめ直すことをお勧めします。
あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。
立芯《旅する姿勢家》
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