約8500日、毎日1時間以上の「立つ稽古」を続けてきました。
その中で積み重ねてきた身体の変化は、数で数えられるようなものではもうすでにありません。

成長の記録を一つひとつ取っているわけではないので、どのようなことが起きてきたかというものは一概に覚えてはいませんが、ふと人にお伝えしている時にこれらをよく思い出します。

教える、伝承するということを行っている時に本当に伝えているものは、自分自身が通ってきた道だからこそ伝えられるし、見えるし、悩みがわかるということがあります。
反対に言うと、僕自身より先に進んでいる人、積み重ねている人の姿形を見たとしても、まだまだ何がどうなっているかは理解できないということもあります。

つくづく今の自分自身のベストは、自分が進んできた道のりをしっかりと言語化し、最近で言えば映像化、音声化して届けること。

しかもあらゆるタイプの講座生の方がいるので、その伝え方は千差万別、十人十色というものを初期の段階でもしっかりと実感し、日々アップデートを繰り返しています。

ただただ自分自身が体現し、再現しているからといって、それを他人に伝達するのはとても難しいです。

真剣に伝えようとしても、それが伝わらない。
ならば「この角度はどうだ」「こっちはどうか」「あの人に通用したこれを応用してはどうか」と、あらゆる手を尽くして伝える。

ここに面白さがあります。

そして、学びがあります。

僕自身が一人で身体を探求し進んできた道のりの速さよりも、この「伝える」ということに全身全霊を使っているこの時間のほうが進むスピードが速く、より充実した時間を過ごさせてもらっています。

なので、インプットだけではもったいないということを強く伝えたいです。
アウトプットをする、しかもより真剣に、自分自身のすべてをもってしてアウトプットをする。
そのことにより、自動的にインプットが深まり、それがまたフィードバックされるという上昇の螺旋が発生し続けます。

教えることは楽しいですし、困難があり、それを乗り越えていく過程には素晴らしい充実感があります。
だからこそ、この講座はやめられません。

どんどん進化していく講座。
そして僕自身も、それに負けないよう、これからも学びながら続けていこうと思っています。

好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。

立芯|身体の土台をつくる姿勢家