勝負の行方を決めるのは「隙」を突けるかどうか。

しかし、多くの人は相手の隙を「見つける」ことばかりに躍起になっています。

本当の強さを手に入れるには、隙を待つのではなく、自ら「作る」という能動的な姿勢が不可欠です。

まずは「隙とは何か」という正体を知ることから始めなければなりません。

隙とはすなわち、肉体的な綻びであり、精神的な揺らぎであり、ビジネスにおける構造的な弱点です。

これらはすべて、根本において同じ原理で動いています。

相手に隙があるのを待っていては後手に回り、対応が遅れます。

あれば幸運ですが、無ければ自らの動きや仕掛けによって、相手の均衡を崩し、突破口をこじ開ける。

これこそが、生き残るための知恵を凝縮した「武術」の本質的な考え方です。

肉体においても、完璧に守っているつもりでも、意識を一点に集中させすぎれば、それ以外の場所には必ず隙が生まれます。

その理を理解していれば、日常のあらゆる場面で優位に立つことが可能です。

「一立」で自らの隙を消し、同時に相手の隙を創り出す。

仁義を重んじつつも、厳しい現実を生き抜くための鋭い感性を磨いていきましょう。

隙を支配する者が、人生の主導権を握るのです。

立芯|身体の土台をつくる姿勢家