人生論

今までのことがやめられないと行動は鈍る

何かを始めようとするとき、初動が遅い理由があります。

それは、今までやってきたことの上に、何か新しいことを始めようとする、という構造です。

これは「やめられない、断れない、整理ができない」という方に、特に多い傾向だと思います。

今までやってきたことを一切なくさずに、新しいことをただプラスしようとする。

この行為は、結果的に自分自身の首を絞めることにもなりかねません。

その結果、新しいことをしようとする意欲そのものを失ってしまったり、躊躇してしまう心境に陥ることが、よくあります。

この根本を解決するためには、まず一つ、考える必要があります。

それは、「何かを得るには、何かを手放す必要がある」ということです。

何も、全てを捨てろと言っているわけではありません。

自分自身のキャパシティをしっかりと踏まえた上で、余計なものや不要なものを整理する。

その上で、新しいものを付け足していく。

そして、それをまた積み重ねていく。

この循環をその都度回すことによって、新しいものが入り、古いものが捨て去られていく流れができていきます。

身体操作でも、全く同じことが言えます。

今ある技術の上に、新しい技術を乗せようとする。

今ある筋肉や身体の上に、新しい身体を付け足そうとする。

こうすると、どうしても過去の自分と、現在の自分が、喧嘩を始めてしまいます。

新しいものを取り入れるためには、まず最初に、一旦でもいいので、過去の自分を、今までの自分を、削る必要があります。

しかしそれは、痛みでもあり、苦しみでもある。

だからこそ、新しいものを取り入れることができない。

これは、年を重ねるごとに、顕著になってくる傾向があります。

特に、年を重ねた方ほど、古いものを見直し、整理をして、常に余裕がある状態で、新鮮なものを一刻も早く取り入れる。

そう心がけていきましょう。

いつでも身心を真っさらな状態にして、新しいものを貪欲に吸収していく。

その姿勢こそが、未来へ進むための、最短の道のりになります。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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