「痛い」と思ったら勝負は終わり
人体には生命を守るという機能があり、その中の一つの感覚として「痛み」があります。
痛みを感じることで危機を察知し、身体や思考を反応させて生き残るための判断を行う、非常に重要な感覚です。
時には痛みを感じないという方もおられますが、この状態は極めて危険です。
例えば足で釘を踏み抜いたとしても、痛みを感じなければ傷口から血が出ていることや、菌が入って化膿している状態にも気づくのが遅れ、どんどん悪化してしまう恐れがあります。
痛みを感じないことは決して良いことではなく、人が生きる上で欠かせない大切なものです。
しかし、痛みを感じた瞬間に身体や思考が停止してしまうというデメリットもあります。
武術ではこれを利用し、わざと相手に痛みを与えて隙を作り、そこに力を通すような技が多々あります。
勝負において「痛い」と思った瞬間に流れが相手に移ることが多いため、痛みの感じ方自体を理解した上で、利用する側に回ることをおすすめします。
「痛いと思ったら勝負は終わり」です。
逆に言えば、痛みの存在を前提として最初から戦略を組み立てる必要があります。
・相手に痛みを与える
・こちらにあえて痛みを受け止める
・痛みを感じる前に先手を打つ
このように、痛みが起きるという現実から決して目を背けず、逃げずに正面から向き合うことこそが、難局を切り抜ける一つの手段になります。
人生において、一度も痛みを感じずに生きることはまずありえません。
だからこそ、その状態や一瞬一瞬において痛みに振り回されるのではなく、それがあるからこそより豊かに生きるという方向性で生きていくようにしていきましょう。
好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。
立芯|身体の土台をつくる姿勢家



