年を重ねた方と健康資産の話をしていると、よく言われることのひとつに「鍛えなければならない」という話があります。

これは自分自身でそう思っている方もいますが、大半は外部からの知識によるものが多いです。
例えばテレビや YouTube、本などを参考にして、その中で「鍛えることが健康に関する今の問題を解決する」と受け止め、やらなければと思われている方が多いかと思います。

今現在進行形でやっている方と、やらなければと想いながらまだやっていない方、あとは「本当にそれらは健康資産を積み重ねることができるのか」と疑問に思っている方々にお伝えしたいことがあります。

それは、豊かな人生を歩むための一生積み重ねられる健康資産とは、鍛えてできるものではありません。

まずはここで断言します。

なぜならば、鍛えるということは「今の身体に何かを加える」という行為だからです。
今そもそもないものに新しいものをプラスするということは付け足すことになり、これはやらなくなったらその分がなくなるということを意味します。
要は「やり続けないと元に戻ってしまう」という強迫観念が、これからもずっと続くことになります。

鍛えること自体が楽しく、それを趣味としてやっていくことを止めるつもりはありません。
しかし、それを趣味でやっている方や突き詰めてやっている方の多くは身体の不調を訴え、痛みを口にする方も少なくありません。
これはスポーツをやられている方も一緒です。

若い人でも同じです。
であるならば、年を重ねていった40代、50代、60代、70代の人が同じように鍛えるということをやって、健康につながっていくとは僕は到底思いません。

ではどうすればいいか。

これ以上足すのではなく、「今現在がまだまだ使えていない」という認識のもと、いらない力を省き、より今の身体自体をうまく使えるように進むということが、「死ぬときが最高である健康資産」に近づいていく唯一の道だと言えます。

足し算ではなく引き算。
そして今ある自分自身の身体の可能性を、より100%に近づけていく道。
それこそが「鍛えない健康資産」そのものと言えます。

まずはこの考え方、方向性にしっかりと気づいた後、それをどう手に入れるかを考えていくようにしていきましょう。

好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。

立芯|身体の土台をつくる姿勢家