立つことは基本で、歩くことが応用
習い事などを始めるとき、どのジャンルでも一番最初には基本を習うと思います。
ただ、その基本について声を大にして言いたいことがあります。
本当に何事も、この身体を使わずに行うものは存在しません。
そう考える中で、まずは立ち止まった状態でそのジャンルにおける正解を作ることこそが、本当の基礎だと考えます。
しかし、初日や初期の段階で興味を失われてはいけないものがほとんどなので、いきなり動いたり、楽しく動くことから入ったりすることがよくあるのではないでしょうか。
それは、いきなり応用をしていることと同じです。
そのため、続けていった数年先などに壁にぶつかったとき、初めて基礎の大切さに気づくことが多いです。
そこで気づいて基礎を始められればその先に進めますが、ほとんどの場合は基礎が飛ばされたまま進んでしまいます。
そして壁にぶつかってそれ以上成長できなくなると、多くの方がやめてしまうか、加減をしてそこそこのところで終わってしまいます。
また、応用ばかりを重ねると、基礎が備わっていないために身体を痛めることも十分にあり得ます。
短期間ですぐに結果を得たい、成長したいという気持ちはよく分かりますが、自分が求める先に進むためには、基礎なしでは決して進めません。
生まれ持った才能や偶然によって最初から基礎が備わっており、同じ練習でもその先に行けてしまう「超一流」と呼ばれる人も稀にいます。
しかし大半の人は、知ってか知らずか基礎の部分を大切に、きちんと積み重ねています。
何かを始めるときに基本や基礎をしっかり行うことこそが、一番遠くへ行ける唯一の方法です。
そして、この身体の基本・基礎は、あらゆるジャンルにおいて「立つ姿勢」にあります。
これは断言できます。
この姿勢が作れずに何かをするということは、すべて基礎を省いて応用しているようなものです。
皆さんが日々行っている「歩く」という動作も応用です。
立つ姿勢を最も良い状態にし、それを崩さずに歩くことがどれだけ難しいことか。
基礎をきちんと積んでいるからこそ、立ち姿や歩き姿、そして所作が美しくなります。
土台がすべてです。
あらゆるものの一番最初に「立つ姿勢」を整えることが組み込まれるべきだと考えています。
立つことを極めるのは、土台を修めるということです。
壁につまずいたり、先が見えなくなったりしたときは、ぜひその土台を見つめ直してください。
好きなことを、一生。
今日の一立(ひとたち)が、その入口です。
立芯|身体の土台をつくる姿勢家



