仏教には、四苦八苦という言葉があります。
生苦、老苦、病苦、死苦。
そしてさらに、怨憎会苦、愛別離苦、求不得苦、五蘊盛苦。
多かれ少なかれ、人は生きる中でこのような苦しみが存在し、その問題は思い通りにしたいという強い思いであったり、執着や欲望、渇愛といったものが、この苦しみの根本原因であると考えられています。
しかし、これらの苦しみというものを俯瞰して見てみると、他責にしているうちは解決はしないと思いますが、自責にするとほとんどのものが薄まり、気にすることなく生きていくことができます。
根本的な考え方として、そもそもこれらがあることが当たり前。
そして、これが薄まったり、なくなったり、解決したりすること自体が喜びであり、自由を得るということにつながるものであるので、当たり前にあるものを悲観してみたり、それを不幸だと感じるということは、そもそも意味がないことです。
周りの高齢者の方を見渡してください。
「〇〇が痛い」「〇〇が不調だ」と、みんな身体の不調を訴えています。時には不調自慢が始まるコミュニティもあるほどです。
けれども、これらの問題は勝手に起きたものでしょうか?
そんな可能性があると思わなかったでしょうか?
よっぽどでない限り、人は年を重ねたとき、そういった問題が必ず起こるということはわかっているはずです。
にもかかわらず、その問題に対して何も対処せずにそれが起きるということは当然のことであり、「そういうふうに生きたかったのだな」と思わざるを得ません。
それもその人個人の選択による現在です。
であるならば、今は未来に対しての分岐点です。
そう遠くない未来、どういう風に生きたいのかという目的やビジョンを持った上で、今何を選べばいいのか。
甘いものを食べすぎれば虫歯になります。激しい運動をしすぎれば身体は壊れます。不節制をしすぎていれば太ります。当然の結果です。そういう選択をしたということです。
ということが本質的に理解できたならば、未来は明るいと思いませんか?
なぜならば、今の行動をそこに向かうための行動にするだけで、確実にその未来が訪れるからです。
いずれ到達する未来が苦しみの未来と分かっていてもそこに進むのか、そうはならないように今別の道を学び歩もうとするのか。常に未来の選択肢には分かれ道があります。
そして、そこにしっかりと気づいて自分の望む未来を明確にイメージし、そこに向かうための選択肢を一つ一つ選んでいくことをお勧めします。
その苦しみは、過去の選択の結果だと思いませんか?
今からの選択肢を真剣に選んでいきましょう。
あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。
立芯《旅する姿勢家》
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