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立つことを自分の代で終わらせない

最近、大和の姿勢講座で受講生の方々に、立芯の「立つ」ということを共に楽しみながらお伝えしています。

その中でつくづく思うようになってきたのは、これはただの健康法でも、ただの趣味でもない、それぐらいの価値があるなということです。

そもそも何百年も前から伝わる武術の叡智をお伝えしているものであり、それ自体がこの日本において、多くの人が知る由もない「姿勢」とつながっており、伝統文化とも言えるものではないかと思っています。

そして、あらゆる伝統文化は今、廃れの道を辿っていると言っても過言ではない状況にあります。

そしてその原因は、高齢化や後継ぎがいない問題などいろいろあるとは思いますが、一つ自分自身で思うところは「伝承する」という本当の目的に対して、伝える側が真剣ではないことが一番の問題ではないかと思っています。

職人あるあるですが、その技術を高め続けることに邁進する人であればあるほど、それを伝えるということに情熱を注ぎ込むことは困難だということも、一定の理解をしています。

本当は役割の違いということで、技術を高める人と、それを伝える・伝承する・広める人が別々になって、それぞれがうまく機能すれば、それが一番いい形なのではと思うところもあります。

しかし、そこが両立したり、そういう仲間や協力者が現れること自体をただただ待っているだけでは、この感覚は広まらないなと思います。

「立つこと」を自分の代で終わらせない。

このことを近年思うことが多々あり、どういう形で次世代へ手渡す形にするのが良いか、真剣に考え中です。

そして、技術の伝承だけではまだまだ浅いと考えます。

その価値を自分自身が理解するだけでなく、相手にもちゃんと伝わるような形でシステム化され、そして生きる力や糧になるようなものまで構築することが必要ではないでしょうか。

例えば、それで稼ぐ(ちゃんとした対価をいただき、稼ぐということが成立する)そういった仕組みのことも含みます。

稼ぐ、対価をいただくということは、相手を助けることに直結します。

ここから逃げることは、本質を追求する上において遠回りになりかねません。

善いことを行い、それがこの現実社会においても続く仕事にするところまで創っていこうと思います。

まずはその理念から。そして、その理念に共感する仲間と共に広げ、誰もが日常の中に戻れる場所を持ち、本来の天寿を全うできる社会を作ります。

本気で立ち続けた人が、次の立つ人を育てる世界を作っていきます。

あなたの日常が、少しでも深く、芯のあるものになりますように。

立芯《旅する姿勢家》

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立つことを自分の代で終わらせない